【寄り付き概況】
29日の日経平均株価は、前週末比139円01銭高の2万1323円61銭と3日ぶりに反発してスタートした。
前週末のNYダウが300ドル近い下げをみせており、リスクオフの流れが続いている。東京市場では日経平均が10月2日の年初来高値から3000円強下落しており、目先突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いが足もとは優勢となっている。
ただ、外国為替市場で円高含みに推移していることや、米国との通商摩擦問題に対する警戒感から上値も重い可能性がある。
個別には決算発表を絡め明暗を分けそうだが、市場コンセンサスに届かなかった銘柄については好内容でも売られるケースがあり、投資マインドが冷え込むなか、総じて神経質な展開が予想される。
寄り付き時点で業種別では33業種中、31業種が高く、値上がり上位に石油、紙パルプ、非鉄、建設、その他金融など。
個別では、ソニーが買われ、任天堂も上げ、ファーストリテは大幅高となっている。武田、塩野義が上伸し、花王、資生堂はしっかり。三井住友、三菱UFJが高く、東京海上も値上がり。JR東日本が強含み、JAL買われている。
半面、ソフトバンクGは小安く、KDDI、NTTドコモも売りに押されている。トヨタが下げ、デンソーは弱含みとなっている。
225先物は、GS・野村・バークレイズ・ドイツ・日興・ソジェンが買い越し。
モルスタ・アムロ・みずほ・UBS・クレディが売り越し。
TOPIX先物はソジェン・GS・ドイツ・SBIが買い越し。
バークレイズ・野村・JP・UBS・アムロが売り越し。
テクニカル的には、ワタベ(4696)、シーズ(4924)、北恵(9872)が動兆。
