NY株価の下げにドルも上値を抑えられるが112円を維持

[概況]

NY市場で発表された9月個人所得は予想を下回り、9月個人支出も予想通りで良好な結果とは言えなかったが、前回分は両方とも上方修正されており、悪い結果でもなかった事からドルには影響薄だった。
 
其の後NY株式市場が大幅反発して始まるとドルも買われ、序盤に当日高値112.570円まで上昇し、其の後は高値揉み合いとなったが、終盤にブルームバーグが11月のG20で行われる米中首脳会談が不調なら、米国は新たな対中関税を課す計画をしていると報道した事が伝わると株価は急落しドルも売られた。
 
そして終盤に112.190円まで下げたが112円は割れず、最後は前週末比+57銭高の112.360円と112円を維持して引けた。ドル高に連れて他の主要通貨も上昇したが、米中貿易摩擦への警戒に資源国通貨の豪ドル(-3.5銭)や南アランド(-1.5銭)は値下がりして引けた。
 
NY株式市場は3日続落となってドルも上値を抑えられたが112円を維持して引けており、株価が落ち着きを見せればドルは上値を目指す動きが再開する可能性があると見ている。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次