31日の東京株式市場は、堅調展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万1400円-2万1700円。
NYダウ平均が431ドル高と大きく上昇した。シカゴ日経平均先物からはスタートから節目の2万1500円を大きく上回る展開が見込まれる。きのうの日経平均が強い反発を見せた直後だけに、目先の底打ち感が強まりやすいだろう。
テクニカル的にもきのう5日線水準を回復したところからの一段高となれば押し目買いも入りやすい。2万1000円台後半には特段強い抵抗もなく、高く寄った後も強い動きが続くと予想する。
ただ、買い一巡後は戻り待ちの売りが控えているとみられるほか、日本時間の午前10時には中国で10月製造業PMIが発表される見込みで、発表後の上海市場の動きをみたいとして、様子見気分が広がる可能性もあるだろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の前半(30日終値は112円80-81銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の前半(同128円18-22銭)と小動き。対ドルでの円安も下支えするとみられる。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所終値比145円高の2万1625円。
【好材料銘柄】
■アイロムグループ <2372>
子会社IDファーマが英国のCenso Biotechnologies社とiPS細胞作製技術に関するライセンス契約を締結。これにより、IDファーマはCenso Biotechnologiesから契約一時金とロイヤリティを受け取る。
■グリー <3632>
中国最大級の若者向けエンターテインメントプラットフォームやコミュニティを運営するbilibiliと業務提携。スマートフォン向けゲームやVTuber事業で協業する。
■豆蔵ホールディングス <3756>
上期経常を一転5%増益に上方修正・最高益更新へ。
■アドバンテスト <6857>
今期税引き前を57%上方修正、未定だった配当は43円増配。
■ベルーナ <9997>
上期経常を一転20%増益に上方修正・最高益更新へ。
■GMOペパボ <3633>
今期経常を45%上方修正、配当も30円増額。
■セプテーニ・ホールディングス <4293>
電通 <4324> と資本業務提携。電通がTOB(株式公開買い付け)を実施し、持分法適用関連会社化を目指す。TOB価格は1株260円で前日終値を83%上回る水準。買い付け期間は10月31日から12月11日まで。前期最終が上振れ着地・今期は53%増益へ。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
31(水)
日銀が経済・物価情勢の展望(展望レポート)公表
黒田日銀総裁会見
9月鉱工業生産指数(8:50)
9月住宅着工統計(14:00)
10月消費動向調査(14:00)
《決算発表》
NTTドコモ、東エレク、野村HD、村田製、JAL、ALSOK、デンソー、豊田織機、東洋水産、アステラス薬、第一三共、郵船、商船三井、日本ハム、LIXIL G、三菱重、アイシン精、HOYA、小田急、日通、ジェイテクト、トヨタ紡織、東武、京成、南海電、東ガス、豊田合、きんでん、カゴメ、JT、TIS、住友化、大陽日酸、武田、ヤフー、大塚商、コーセー、住友重、ルネサス、パナソニック、アンリツ、TDK、マツダ、ヤマハ発、メディパル、ヤマトHD、中国電、九州電、コナミHD、洋缶HD、日東電、豊通商、サンリオ、Jパワー、グリコ、ZOZO、NTN
【海外】
中国10月中国国家統計局製造業PMI(10:00)
米10月ADP全米雇用リポート(21:15)
米10月シカゴ購買部協会指数(22:45)
《米決算発表》
バクスター、クロロックス、ヘス、ADP、ケロッグ、ガーミン、TEコネクティビティ、アメリカン・インターナショナル・グループ、アメリカン・ウォーター・ワークス、パーキンエルマー
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
