日経ジャスダック平均株価は3営業日ぶりに反落した。終値は前日比12円39銭安の3550円78銭だった。
前日までの戻りが急だったことから、目先の利益を確保する動きが広がり、ジャスダック平均は3日ぶりに小反落した。
日経平均が反落したことも戻り待ちの売りを誘う一因になったようだ。
ただ、好決算など個別に材料のある銘柄に対する物色意欲は旺盛で、全般は小幅な下落にとどまっていた。
市場では「相場の底は通り過ぎたとみている投資家が多い一方、主要銘柄の決算発表を控えており株価1000円以下の低位株の売買が目立った」との声が聞かれた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で565億円、売買高は9167万株。
値上がり銘柄数は293(スタンダード281、グロース12)、値下がり銘柄数は309(スタンダード288、グロース21)、変わらずは59(スタンダード56、グロース3)。
個別では、大本組、大森屋、三東工業社、アプライド、アスコットなど24銘柄は年初来安値を更新した。
上期営業赤字転落となった八千代工業が一時ストップ安まで売られたほか、上期の利益が2ケタの減益となったカーメイトが急落した。業績悪化が引き続き売り材料になった鈴茂器工が大幅安となった。他では、UTやシンバイオ、ワークマンが下落した。
半面、19年6月期第1四半期の営業利益559%増となったアクモス、高見沢サイバネティックス、エムティジェネックスがストップ高。ぱど、日本プリメックス、ヒップ、サン電子は一時ストップ高と値を飛ばした。
オプトエレクトロニクス、三ツ知、インフォコム、ナカニシは年初来高値を更新した。テリロジー、ジェネックス、ハーモニック、ユニバーサルは上昇した。
