【寄り付き概況】
5日の日経平均株価は、前週末比241円19銭安の2万2002円47銭と反落してスタートした。
前週末2日に大幅反発を演じた反動や、現地2日の米国株式市場で、NYダウ・ナスダックがともに4日ぶりに反落したことなどもあり、売りが先行。為替市場で対ドルが円安方向に振れているが、反応は限定的のようだ。
注目された米雇用統計は市場予想を上回る好調な数字で、雇用者数の増加だけでなく賃金上昇率も9年半ぶりの伸び率だったことから、米経済の強さが確認された。しかし、同時に金利上昇に対する警戒感も強まっている。
また、明日の米中間選挙を控え、売り買いともに全般は積極的なポジションを取りにくい。足もと外国為替市場では日米金利差拡大の思惑から、ドル高・円安に振れており、これは主力輸出株中心に東京市場では株価の下支え要因となる。
寄り付き時点で業種別では33業種中、空運を除きほぼ全面安、値下がりで目立つのはガラス土石、金属製品、電気機器など。
個別では、ファーストリテが値を下げている。NTTもさえない。三菱UFJは弱含み。ソニー、村田製、ファナックが軟調。トヨタも売り先行している。
半面、KDDIがしっかり。三井住友、みずほFGは小幅高。ANAが高い。千代化建、KYBが買われている。
225先物は、野村・日興・GS・パリバ・みずほ・三菱が買い越し。
ソジェン・アムロ・HSBC・メリル・シティが売り越し。
TOPIX先物はHSBC・UBS・みずほが買い越し。
シティ・日興・メリル・モルスタが売り越し。
テクニカル的には、アダストリア(2685)、東エレデバ(2760)、ひらまつ(2764)、ラクーン(3031)、JINS(3046)、ユニゾ(3258)、明治電機(3388)、サンマルク(3395)、アドソル(3837)、ISID(4812)、共英製鋼(5440)、大チタ(5726)、東芝テック(6588)、フォスター電(6794)、スミダ(6817)、ドンキ(7532)、Gウィン(8111)、JPX(8697)、ステップ(9795)、JBCC(9889)が動兆。
