日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前週末比13円15銭高の3607円05銭だった。
10月中旬以降に大きく下落していたため、値ごろ感から時価総額が比較的大きい銘柄や好業績銘柄を中心に買いが優勢となった。
市場からは、「新興市場の銘柄は決算発表が総じて遅いほか、決算発表と決算説明会に時間差がある企業が多く、大きく下げていた銘柄が決算内容で再評価されて物色されている」との声も聞こえた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で345億円、売買高は5208万株。
値上がり銘柄数は335、値下がり銘柄数は253となった。
個別では、中古端末のSIMロック解除義務付けとの報道を受け、日本テレホンがストップ高。通期予想を上方修正したYKTもストップ高となった。ハイパーは一時ストップ高と値を飛ばした。倉元製作所、高見沢サイバネティックス、エヌアイデイ、ナカニシは年初来高値を更新した。
テリロジーやジェネックス、ワークマン、極東産機が買われた。
半面、システム・ロケーション、サンエー化研、フジコー、創通、ニッポン高度紙工業など12銘柄が年初来安値を更新した。
オプトエレクトロニクス、フルヤ金属、シダー、ヤマウ、ソレキアが売られた。
