日経ジャスダック平均株価は3営業日ぶりに反落した。
終値は前日比5円23銭安の3591円59銭だった。
個人投資家の資金は主力の大型株に向かい、ジャスダック市場は買い見送られた。また日本時間の午後8時から投票が始まる米中間選挙を前に全般的に模様眺めムードが強まった。
ジャスダック市場の売買代金は概算534億円で9月18日以来、約2カ月ぶりの少なさだった。売買高は9666万株だった。
値上がり銘柄数は255、値下がり銘柄数は354となった。
個別では、米アップルが新型iPhone「XR」の増産を中止すると一部で報じられたことからアップル関連銘柄には受注減少などの思惑が働き、倉元製作所が一時ストップ安と急落した。日東ベスト、ニッポン高度紙工業、大伸化学、不二硝子、パウダーテックなど13銘柄は年初来安値を更新。夢の街創造委員会、アイ・ピー・エス、ハイパー、日本ラッド、エスイーが売られた。
一方、短期値幅取りを狙った買いに地域新聞社、値動きの軽さから買いが続いた日本テレホンがストップ高。三ツ知、オリコン、エーワン精密など4銘柄は年初来高値を更新。エムティジェネックス、五洋インテックス、アクサスホールディングス、小田原機器、メディシノバ・インクが買われた。
6日に新規上場したアクセスHDは買い注文が集まり、取引が成立しなかった。
