【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比117円22銭安の2万2747円93銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、10.80ポイント安の1724.55で始まった。
米国とカナダの通商交渉難航を受けて利益確定売りが広がった前場の流れを引き継ぎ、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに安値圏でもみ合っている。輸出関連株への売りが目立つ。
外国為替市場では、1ドル=110円90銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
業種別では、非鉄金属、ガラス土石、不動産などを筆頭に下落、空運、水産農林、小売りの3業種のみがプラス圏で推移する展開
個別では、トヨタ、ホンダが軟調。ソニー、東エレク、ファナックもさえない。ルネサスが一段安。SUMCOが売られ、ソフトバンクGは小安い。三菱UFJ、三井住友が弱含み。
半面、スタートトゥが値を上げている。ファーストリテは強含み。日本通信が高く、KDDIは堅調。任天堂、資生堂は買われている。
ランチバスケットは12件、145.99億円、売り買いほぼ同金額。
日経平均は利食い優勢ながらも、売り一巡後は底堅さが意識されている。
個人主体の中小型株物色も限られているが、一部の銘柄に短期筋の値幅取り狙いの資金が集中する格好であり、それ程地合いの悪さは感じられない。
また、外部要因を見極めたい状況の割には底堅さが意識されるといったところである。
