上値が重い展開か

4日の東京株式市場は、反発後、上値が重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万2600円-2万2900円。
米国市場はレーバーデーで休場。欧州株はまちまちで新たな手がかりには乏しい。
 
前日に下落した反動や、時間外取引で米株価指数先物が堅調な展開にあることから、買いが先行するとみられる。ただ、手掛かり材料難の状況が続くなか、主力株の上値は重いとみられ、値動きの軽い中小型株への物色が中心となりそう。
 
また、本日の引け後にも日経平均の構成銘柄の変更が予想されている。仮に任天堂<7974>が新規に採用された場合、任天堂には10兆円程度の買い需要が発生されるとみられている。これが他の構成銘柄へのリバランスといった格好でポジション圧縮につながるとみられるが故に、構成銘柄の入替えを見極めたいところであろう。
 
他の候補であるサイバーエージェント<4751>は下げに転じたが、スタートトゥデイ<3092>は上昇して終えている。この辺りで決着してくれば需給波乱も起こらないと考えられ、明日以降の海外勢の資金流入への思惑もあり、相場の底堅さが次第に意識されてくると期待したいところである。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の前半(3日終値は110円96-98銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同128円83-87銭)と円安に振れている。足元で軟調な展開を強いられていた輸出関連株には支えとなることが見込まれる。
 
大阪取引所のナイトセッションでは、3日の通常取引の最終値に比べ70円高い2万2780円だった。
 
 
【好材料銘柄】
■マーチャント・バンカーズ <3121>
子会社MBKブロックチェーンが仮想通貨「CIM」によるキャッシュバックサービスサイト「COINCOME」を運営するMAKERS FARM社と業務提携。
また、同社はMAKERS FARM社に資本参加する。
 
 
■オンキヨー <6628>
米DTS社と資本業務提携。AIソリューション向けIoT対応信号処理回路基板・モジュール化を共同開発する。資本面ではDTSを引受先とする700万株の第三者割当増資を実施。
 
■トランザス <6696>
ウェアラブルデバイス「シグナス」と産業用ロボットを用いた製造業向けIoTソリューションを、塗装・建機部品メーカーの大京(非上場)と共同開発する。
 
■サインポスト <3996>
設置型AIレジ「ワンダーレジ」を利用した店舗支援の実証実験を9月下旬からJCB 高田馬場オフィス内で実施。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
4(火)
8月マネタリーベース(8:50)
《決算発表》
モロゾフ、アマガサ、不二電機
 
【海外】
米8月ISM製造業景況指数(23:00)
米7月建設支出(23:00)

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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