NY市場はレーバーデーで休場。
欧州ではロンドンが4日ぶりの反発。
独逸が3日続落。
アジアでは上海が5日続落、香港が3日続落だった。
NYでは「FANG」から「AAA」へと主役が移行しているとの見方。
アップル・アマゾンの時価総額1兆ドルレベルの2銘柄とアルファベット(グーグル)。
この3銘柄に主役は限定されてきたとの観測だ。
夏のNY株をけん引してきた世界で一番高価なリンゴという表現もある。
レーバーデー後のNY株式は強いというのがアノマリー。
過去21年間でNYダウは平均0.05%上昇。
NASDAQは0.14%の上昇だ。
事実レーバーデー明けは昨年まで2年連続で上昇した。
2000億ドルの追加関税とアノマリーとの相克の時期と言えるだろうか。
米国動向が主役なのか、不動産セクターの不祥事が主役なのか。
あるいは複合汚染なのかどうかは不明だがいずれにしても続落。
「不動産が日本固有のネガティブ材料として市場で大きくクローズアップされた。
日本株全体の売り材料となる可能性がある」という悩ましい声も聞こえる。
もっとも日経平均は22700円台キープ、TOPIXは1700ポイント台キープ。
たいていの悪材料は通過すれば忘れることが多いものだ。
新高値26銘柄、新安値62銘柄。
騰落レシオは84.64まで低下した。
日銀はETFを703億円を買い入れた。
買い入れは8月13日以来のこと。
前場のTOPIXの下落率は0.63%。
8月は0.4%台でも見送っていたがさすがに買ったということ。
日銀のETF買いの累計買入額は3兆7495億円。
このまま行くと年6兆円の達成は難しいことは間違いない。
NTレシオは13.20倍。
25日線からは0.9%、200日線からは1.3%のプラスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.429%。
買い方▲9.708%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.41%。
買い方▲16.69%。
空売り比率は45.6%で26日連続の40%超。
日経VIは15.57と上昇。
日経平均採用銘柄のPERは13.10倍。
EPSは1733.39円。
PER13.5倍で23400円。14倍で24267円を狙える水準まで増加してきた。
225先物大証夜間取引終値は日中比70円高の22780円。
昨年末終値22764円を再度超えてきた。
昨日まで高値圏滞在日数6日。
うちザラバの23000円台が2回。
徐々に空中散歩にも慣れてきたことだろう。
気学では昨日は「目先底入れ日。押し目買い良し」だった。
火曜は「前場安いと後場戻る日。押し目買い」。
水曜は「転換注意日。後場の波動を注視せよ」となっている。
6日(木)に勝手雲が白くねじれているのが期待感だ。
(兜町カタリスト櫻井)
