[概況]
東京市場午後に日経平均やアジア株式市場の値下がりを受けて当日安値110.845円まで下げたドルは其の後揉み合いとなり、欧州市場朝方に111円を回復した。
しかし米国がレーバーデーによる祭日とあってNY市場は市場参加者が少なく、ドルは終日狭いレンジでの揉み合いとなり、最後は前週末比+1.5銭高の111.100円と前週末とほぼ変わらずで引けた。ユーロも小幅高(+13.5銭)で引けたが、英国の8月CIPS製造業PMIの予想を下回る結果にポンドは売られ、欧州市場序盤に当日安値142.84円まで下落し、最後も前週末比-99銭の143.00円と大幅安で引けた。
また欧州時間にトルコ中銀が必要な措置を取ると発表した事でトルコリラは当日高値17.03円まで反発したが、最後は-14銭の16.79円と値下がりして引けた。この日は米国が祭日とあってドルは方向性の無い動きとなったが、本日以降も米国による2,000億ドルに上る対中追加関税に対する警戒や米経済指標の結果を見ながらの動きが続くのではないか。
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