日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比8円25銭高の3795円10銭。
前日の米国市場が休みで、機関投資家の動きが鈍る中、個人の売買が目立つ形になった。
ただ、価格変動率が大きくなりやすい低位株に買いが集まるなど、「値動きありき」の取引も散見され、新興市場銘柄全体の先高感が強まっている雰囲気はなかった。
主力大型株の動きが鈍る中、個人投資家などの資金が中小型株に向かい、新興企業市場は強含みの展開となった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で546億円、売買高は1億3268万株。値上がり銘柄数は354、値下がり銘柄数は255となった。
個別では、アマガサ、オンキヨーが一時ストップ高と値を飛ばした。地域新聞社、翻訳センター、テリロジー、コスモ・バイオ、和井田製作所など9銘柄は年初来高値を更新。ULSグループ、桑山、ザインエレクトロニクス、ドーン、イワブチが買われた。
一方、シベール、日東ベスト、創通、ニチリョク、大塚家具が年初来安値を更新。アイサンテクノロジー、ブロードバンドタワー、中央化学、シノケングループ、フジタコーポレーションが売られた。
