【寄り付き概況】
5日の日経平均株価は、前日比33円10銭安の2万2663円80銭と4日続落してスタート。4日の米国株式は、5日に再開される米国とカナダのNAFTA(北米自由貿易協定)の協議を控えた不透明感から、NYダウが3日続落し、ナスダック総合指数も反落した。米国株の軟調な展開を受け、売りが先行したようだ。
ただ、外国為替市場では、発表された8月のISM製造業景況感指数が市場コンセンサスを上回り14年3カ月ぶりの高水準となったことで、ドル買いの動きが強まり、足もと1ドル=111円台半ばの推移と円安に振れていることは株価の下支え材料となっている
寄り付き時点で業種別では33業種中、9業種が高く、値上がり上位に紙パルプ、ガラス土石、金属製品など。一方、値下がりで目立つのは不動産、海運、情報通信、非鉄、電力ガスなど。
個別では、ソフトバンクGの売りが厚く、KDDI、任天堂が下落し、ソニーも値下がりしている。三菱UFJ、三井住友が甘く、日本郵政はさえない。コマツ、新日鉄住、三菱商が下げている。
半面、ファーストリテが大量の買いで大幅高となり、花王はしっかり。村田製、信越化が高く、日本電産も値上がりしている。
225先物は、メリル・アムロ・野村・大和が買い越し。
GS・HSBC・三菱・バークレイズ・ソジェン・クレディが売り越し。
TOPIX先物はドイツ・ナティクス・野村・メリル・バークレイズが買い越し。
日興・JP・シティ・モルスタ・GS・ソジェンが売り越し。
外資系等は、エムスリー(2413)、ビジョン(7956)、スズキ(7269)、信越(4063)、図研(6947)、アルゴグラフ(7595)、サイバネット(4312)、ミロク(9928)、テクノス(3666)、モノタロウ(3064)、椿本チ(6371)、TDK(6762)、ロック・フィールド(2910)、ルネサス(6723)、ソフトバンク(9984)、GMOPG(3769)、∨コマース(2491)、協和エク(1951)、コムシス(1721)、IHI(7013)、コマツ(6301)、日立建機(6305)、ダイキン(6367)に注目。
テクニカル的には、∨コマース(2491)、SRA(3817)、コンドーテック(7438)、京成(9009)、ビジョン(9416)が動兆。
