7日の東京株式市場は、軟調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万2300円-2万2500円。
手掛かり材料に乏しいなか、台風21号により関西国際空港が被害を受けたことによる物流やインバウンドなどへの影響や、6日に発生した北海道胆振東部地震の被害状況が不透明で、引き続き模様眺めムードが広がりそうだ。
シカゴ日経平均先物水準からは200日線(22412円、9/6)割れも想定され、テクニカルの悪化も売りを誘いやすいだろう。週末で見切り売りが加速する展開も想定しておく局面。26週線(2万2296円、9/6)あたりが下値のメドとはなりそうだが、終日さえない地合いが続くと予想する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の半ば(6日終値は111円31-32銭)、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の半ば(同129円37-41銭)と円高に振れている。円高への動きが警戒され、輸出関連銘柄は軟調な展開を強いられそうだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所終値比75円安の2万2405円だった。
【好材料銘柄】
■ヨシムラ・フード・ホールディングス <2884>
シンガポールの水産品卸売会社であるSIN HIN FROZEN FOODとLIVIO FROZEN FOODの70%の株式を取得し子会社化する。
取得価額は合計で22.2億円。
■日本モーゲージサービス <7192>
東証が13日付で市場1部に指定する。
■フォーサイド <2330>
中国アリババグループのアリペイと直接契約を結び、QR決済サービス「アリペイ」の認定代理店に登録された。
■ナ・デックス <7435>
5-7月期(1Q)経常は34%増益で着地。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
7(金)
7月家計調査(8:30)
7月毎月勤労統計調査(9:00)
7月景気動向指数(14:00)
《決算発表》
ゼネパッカー、べステラ、フルスピード、アルトナー、日駐、ケア21、ストリーム、ポールHD、エイチーム、ソフトウェアサー、フリービット、アイル、gumi、アイリッジ、ミライアル、ユークス、クミアイ化、日本スキー、イトクロ、インスペック、トミタ電機、ハイレックス、マツモト、ファースト住、カナモト、精養軒、丹青社、理研グリン
【海外】
米8月雇用統計
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
