売り優勢 続落スタート 、米通商政策への警戒

【寄り付き概況】

 10日の東京株式市場は売り優勢、寄り付きの日経平均株価は、前日比53円41銭安の2万2253円65銭と7日続落してスタート。
 
前週末のNYダウなど主要指数が軟調、米通商政策を巡る貿易摩擦問題が輸出株中心に買い手控え感につながっている。
東京株式市場でも、米中や日米間の貿易摩擦問題を意識して積極的な買いは入りにくい。ただ、前週末まで日経平均は6日続落しており、値ごろ感からの押し目買いや買い戻しも誘発される水準にある。
前週末発表された米8月の雇用統計は雇用者増加数が市場コンセンサスを上回り、平均時給の伸びも顕著だった。FRBの利上げ継続思惑からドルが買われ、足もとドル高・円安方向に傾いていることも輸出株中心に支援材料となる。
 
取引開始前に内閣府が発表した4-6月の実質GDP(国内総生産)改定値は、前期比0.7%増と市場予想平均の同0.7%増と一致した。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、6業種が高く、値上がり上位に紙パルプ、医薬品、ゴム製品など。一方、値下がりで目立つのは繊維、海運、ガラス土石など。
 
個別では、ソフトバンクG、ファーストリテがさえない。三菱UFJは小幅安。スルガ銀は乱高下している。東海カが軟調。パナソニックは弱含みで、ティアックが値を下げている。
半面、ソニー、東エレクがしっかり。ファナック、SUMCOも高い。任天堂、トヨタは強含み。武田、アステラス薬が買われている。スタートトゥも堅調となっている。
 
 
225先物は、ナティクス・野村・ソジェン・HSBC・大和・アムロが買い越し。
みずほ・JP・メリル・ドイツ・GS・モルスタが売り越し。
TOPIX先物はクレディ・日興・JP・ドイツ・HSBCが買い越し。
メリル・野村・みずほ・GS・ソジェン。・大和・シティが売り越し。
 
テクニカル的には、ショーボンド(1414)、SBS(2384)、キッコーマン(2801)、東洋水産(2875)、エムアップ(3661)、大正薬(4581)、タムロン(7740)、学研(9470)が動兆。

 

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