日経平均株価は前場終値比で強含む

【後場寄り付き概況】

10日後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比32円85銭高の2万2339円91銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、6.51ポイント高の1690.82で始まった。
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに小幅高。輸出関連株の一角に押し目買いが入っている。
外国為替市場では、1ドル=111円近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
 
日経平均構成銘柄では、千代化建、大平金、テルモなどが値上がり率上位。半面、日ハム、サッポロHD、太平洋セメなどが値下がり率上位。
 
個別では、日立、ダイキンが前場高値を上回り、ソニー、トヨタも買われ、東エレクは小幅高。任天堂がにぎわい、ソフトバンクGはしっかり。スルガ銀が買い戻され、TATERUも値上がりしている。
半面、ファーストリテは大量の売りで値下がり。東海カが下落し、昭和電工、村田製、TDKが売られ、信越化は弱含み。資生堂、花王キリンHDが下げている。
 
日経平均は一時2万2382円53銭まで上昇する局面もみられたが、若干のショートカバーのほか、値ごろ感からの押し目拾いにとどまっているとみられ、先週末の終値を挟んでのこう着となっている。週末には先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)が控えていることもあり、方向感は掴みづらいところである。
日銀のETF買い入れが期待しづらい中、先物主導で短期筋の売り仕掛けも警戒されやすいだろう。そのため、よりこう着感が強まりやすく、次第に利益確定の流れが強まる可能性がありそうだ。
 

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