[概況]
10日の外国為替市場は、ユーロ円が欧州時間に入り上昇している。背景にはイタリア政府によるEUの財政規律を順守する姿勢の強まりが挙げられる。ユーロ円の値動きを具体的に見ていくと、東京時間中は、中国株の下落を受けリスク回避姿勢が強まり、一時127.875円まで下落。
しかし、欧州時間がはじまると、上記を理由に一転買いが優勢となり、高値128.750円まで上昇。短時間のうちに1円近い切り返しの動きを見せている。この後は、ユーロ円がどこまで上値を伸ばすかに注目したい。短期的には9/7高値(129.095円)辺りが上値目標となりそうか。
一方、戻り売りとなった場合の下値は、一目均衡表の雲の下限(128.30円近辺)が意識されそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
