[概況]
NY市場に入り、バルニエ首席交渉官が「8週間以内にEU離脱交渉が合意するのは現実的」と発言した事を好感してユーロやポンドは買われ、NY市場序盤にユーロは当日高値129.070円まで上昇し、ポンドもそれまでの143円台から当日高値145.05円まで一気に急伸した。
ユーロやポンドの上昇にドル/円も買われてそれまでの高値を上抜いたが、NY株式市場が上昇で始まったあと売られた事などにドルは揉み合いとなった。
終盤にドルは当日高値111.265円まで上昇し、最後も前週末比+10.5銭高の111.125円と111円台を維持したが、この日は米経済指標の発表が無く、ドルの変動幅は上下41.5銭しか無かった。一方バルニエ首席報道官の発言を受けて買われたユーロ(+52銭)やポンド(+1.3円)は大きく上昇したが、今週は13日にECB理事会を控え、このままユーロやポンドの上昇が続くかどうかは不明だ。ドルは上値の重い展開が続いており、今週はユーロやポンドの値動きが期待出来そうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
