日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前日比4円92銭安い3741円90銭だった。米政権による保護主義的な通商政策などへの懸念が根強く、投資家は運用リスクに対して慎重な姿勢を保った。
個人投資家の関心が指数連動型上場投資信託(ETF)や一部のテーマ株などに集中し、新興市場では物色の広がりを欠いた。
当面の利益を確保する売りが多く、上値は重かった。「含み損を抱える個人投資家が多く、新興市場は売買が盛り上がりにくかった」という。
ジャスダック市場の売買代金は概算で560億円、売買高は9933万株だった。値上がり銘柄数は243、値下がり銘柄数は368となった。
個別では、ジャストプランニングが一時ストップ安と急落した。ホーブ、ベルグアース、シベール、夢テクノロジー、パレモ・ホールディングスなど30銘柄は年初来安値を更新。フジプレアム、JALCOホールディングス、シノケングループ、共同ピーアール、プラコーが売られた。
一方、地域新聞社、フライングガーデンがストップ高。ぱどは一時ストップ高と値を飛ばした。テリロジー、ラック、キムラ、ムラキ、アールビバンなど7銘柄は年初来高値を更新。テラ、SIG、エムティジェネックス、エキサイト、アズジェントが買われた。
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