強含みの推移か

11日の日経平均は続伸。
円相場が1ドル111円40銭台と円安に振れて推移したことや、台風・地震被害によるインフラ復旧・復興が進んでいることも、安心感につながっている。
ただし、週末の株価指数先物・オプション9月限のSQ(特別清算指数)算出が控えているなか、リバランスの商いが中心であり、225型優位状況のなか、TOPIXの伸びが鈍かったほか、中小型株についてもこう着感が強く、手掛けづらさが窺えた。
 
日経平均は1.30%の上昇で5営業日ぶりに2万2600円を回復し、25日線を上放れたが、TOPIXは0.67%の上昇で、ようやく5日線を突破する格好であり、プラス圏をキープしたマザーズについても0.19%の上昇にとどまっており、225型優位の需給状況となっている
 
明日(12日)の東京株式市場は、先高期待感が高まることが予想され、全体相場は強含みの推移となりそうだ。
外国為替市場で円安・ドル高基調が継続していることも追い風として作用しそうだ。
明日はよくいわれる「荒れるSQ週の水曜日」であるが、直近の値動きをみると大したことはないだろう。
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(11日現在)
 
23269.48  ボリンジャー:+3σ(25日)
23009.37  ボリンジャー:+2σ(25日)
23008.53  ボリンジャー:+2σ(13週)
22840.84  ボリンジャー:+1σ(26週)
22749.26  ボリンジャー:+1σ(25日)
22740.80  ボリンジャー:+1σ(13週)
22696.90  新値三本足陽転値
 
22664.69  ★日経平均株価11日終値
 
22602.54  均衡表転換線(日足)
22518.42  6日移動平均線
22489.15  25日移動平均線
22473.06  13週移動平均線
22454.30  75日移動平均線
22441.75  均衡表基準線(日足)
22441.75  均衡表転換線(週足)
22414.51  200日移動平均線
22384.99  均衡表雲上限(日足)
22328.01  26週移動平均線
22257.99  均衡表雲上限(週足)
22237.26  均衡表雲下限(日足)
22229.04  ボリンジャー:-1σ(25日)
 
終値は25日線を大幅に上放れた。25日、75日、200日の各移動平均線がわずかながら再び上向きに転じ、地合いが買い方優勢に戻ったことを示唆している。
ボリンジャーバンドでは、日々線が中心線を超えて上昇し、中心線と+1σの中間付近で引けた。
 
 
【信用規制・解除】
(11日大引け後 発表分)
 
○やまねメディ <2144>
東証が12日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。
日証金も増担保金徴収措置を解除。
 
○アウン <2459> [東証2]
東証と日証金が12日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。
東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
 

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