[概況]
NY市場に入り発表された米8月生産者物価指数は予想を下回ってドルは売られ、それまでの安値を下抜きユーロも売られて序盤に当日安値128.920円まで値下がりした。
NY株式市場はマチマチで始まったが、WSJ紙が米国は中国に対し、新たな通商交渉を提案していると報道した事から、米中貿易摩擦への警戒感が後退して株価は買われ、為替市場は円売りが進んだ。
ドルは経済指標発表前の水準まで反発し、ユーロは対ドルでも買われた事で、序盤過ぎに当日高値129.815円まで急反発した。
しかし報道に対する市場の懐疑的な見方もあって株価は直ぐに売られ、円売りも続かずドルは終盤に今度は当日安値111.100円まで下落した。
其の後は揉み合いとなり、最後は前日比-32銭の111.260円と111円前半に落ちて引けた。
好調な米経済と貿易摩擦との綱引きは続いており、下げたところは買いだと思うが、上昇したら利食いしておいた方が安心ではないか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
