【寄り付き概況】
27日の日経平均株価は、前日比87円36銭安の2万3946円43銭と9日ぶりに反落してスタート。
現地26日の、NYダウが3日続落し、ナスダック総合指数が3日ぶりに反落するなど、軟調な展開だった。前日まで8連騰を演じていたことや、フシ目の2万4000円台を回復したこともあり、利益確定売りが優勢となったようだ。
外国為替市場では米長期金利の低下を反映してドル安・円高に振れていることも輸出株中心に向かい風となっている。東証1部の騰落レシオが136%台と過熱ゾーンにあることから売りが出やすい。一方、日米首脳会談では、注目された自動車について、追加関税の発動が当面回避されたことは、株式市場にもポジティブな材料として意識される。
寄り付き時点で業種別では33業種中、8業種が高く、値上がり上位に輸送用機器、空運、海運など。一方、値下がりで目立つのは鉱業、石油、建設など。
個別では、安川電が下押し、ファナック、東エレクはさえない。三菱UFJが値を下げ、アウトソシングは軟調。ファーストリテが安く、ニトリHDは大幅安だった。
半面、トヨタ、ホンダが値を上げ、スズキ、SUBARUは高い。商船三井が買われ、東海カ、ソニーは堅調。東京海上、花王が締まり、資生堂、ソフトバンクGは小高い。TATERUは大幅高。任天堂、スルガ銀は売り買い交錯となっている。
225先物は、野村・三菱・ドイツ・日興・SBIが買い越し。
モルスタ・ソジェン・GS・アムロ・楽天が売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・JP・大和・ドイツ・野村・日興・みずほが買い越し。
メリル・ソジェン・パリバ・アムロが売り越し。
テクニカル的には、エムスリー(2413)、インフォマート(2492)、ウェルシア(3141)、Bガレージ(3180)、クラレ(3405)、イーブック(3658)、希元素(4082)、オービック(4684)、EMシステムズ(4820)、スカラ(4845)、JCU(4975)、昭和シェル(5002)、出光(5019)、インソース(6200)、TPR(6463)、キッツ(6498)、NEC(6701)、富士通ゼ(7655)、ソニー(6758)、電子材料(6855)、マニー(7730)、トプコン(7732)、ピジョン(7956)、キャノンMJ(8060)、東陽テク(8151)、ライフコーポ(8194)、アクリーティブ(8423)、CSP(9740)、王将(9936)が動兆。
