【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は前営業日比161円10銭高の2万4281円14銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、3.78ポイント高の1821.03で始まった。
円安を好感して上伸した午前の地合いを引き継ぎ、日経平均株価は堅調を持続し、年初来高値圏で推移している。東証株価指数(TOPIX)もしっかり。
外国為替市場では、1ドル=113円90銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
114円台に迫っている円安基調も買い安心感につながっているとみられる。
需給状況が大きく改善するなか、引き続きインデックス主導でのトレンド形成に向かいやすいだろう。一方で、個人主体による中小型株物色は広がり難い面はありそうだ。マザーズ指数がマイナス圏で推移していることも神経質にさせやすいところである。
日経平均が高値圏での底堅さが示されるようだと、センチメント改善から次第に中小型株への資金シフトも意識されやすくなるだろう。
個別では、任天堂が高く、東エレク、SUMCOは値を上げ、キーエンス、ファナックもしっかり。三菱UFJ、三井住友が締まり、ファーストリテは堅調。サイバエジェが強含みで、資生堂は小幅高。東海カ、昭和電工が買い優勢となっている。
半面、ソフトバンクGが安く、ソニーは軟調。SUBARUは大幅安で、トヨタは弱含み。武田が下押している。みずほFGは小甘い。
ランチバスケットは18件、108.15億円、差し引き10億円の売り越しとの観測。
