日経ジャスダック平均株価は続伸した。
終値は前日比19円54銭高い3851円03銭だった。外国為替市場での円安・ドル高傾向を受けて日経平均株価が年初来高値を上回る水準で推移し、投資家心理がやや強気に傾いた。日経平均と比べた新興株指数の出遅れ感を意識した買いも入った。
市場では、個人投資家による売買は日経レバが突出しており「個別株を積極的に買っている印象はない」との声も聞かれる。この日も、値動きが軽い傾向がある直近の新規株式公開(IPO)銘柄などへの値幅取りの動きが目立った。
9月26日上場のBBSecは、ストップ高水準で取引を終えた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で656億円、売買高は1億473万株だった。
値上がり銘柄数は399、値下がり銘柄数は229となった。
個別では、テラ、ソフトフロントホールディングス、ブロードバンドセキュリティ、極東産機がストップ高。大村紙業、オプトエレクトロニクスは一時ストップ高と値を飛ばした。クルーズ、エスプール、翻訳センター、夢の街創造委員会、ACKグループなど14銘柄は年初来高値を更新。ホロン、倉元製作所、ヴィスコ・テクノロジーズ、フューチャーベンチャーキャピタル、シンバイオ製薬が買われた。
一方、岩塚製菓、極楽湯ホールディングス、ホットマン、イメージ情報開発、日本エス・エイチ・エルなど12銘柄が年初来安値を更新。ワイエスフード、エージーピー、ソフトウェア・サービス、五洋インテックス、ソーバルが売られた。
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