[概況]
3日、東京外国為替市場の米ドル円は一時113.520円付近まで下落するも、その後反発しており一時113.915円まで上昇する動きとなった。
また、クロス円でも同様の動きが確認でき、ユーロ円では一時130.965円まで下落し、その後上昇に転じて一時132.00円まで強含んだ。
背景には、イタリア紙コリエレが、イタリア政府の予算案計画について、2021年に財政赤字の対GDP比で2%を目指すと報じており、2019年予算である2.4%見通しから削減する計画であることが伝わったことで、イタリア財政赤字に対する過度な警戒感が弱まり、円売りとなったようだ。
現在、欧州時間に入り米ドル円は113.810円付近、クロス円ではユーロ円が131.590円付近で推移している。この後は9月米ADP雇用統計(予想:18.5万人 前回:16.3万人)などが予定されており、週末行われる米雇用統計の前哨戦として注目したい。
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