【寄り付き概況】
31日の日経平均株価は、前日比比72円72銭安の2万2472円12銭と続落してスタートした。
前日のNYダウ、ナスダック総合指数ともに続落、特にハイテク株比率の高いナスダック指数の下げがきつく、投資家心理を冷やしている。
東京株式市場でもこの地合いを引き継ぎ主力輸出株はじめ売りに押される展開となっている。日銀の金融政策決定会合の結果が昼ごろに判明する見通しだが、金融政策を柔軟化させる動きも予想され、これを受けた後場の地合いがどうなるかが注目される。
個別には引き続き決算発表に絡み明暗を分ける展開が予想される。
経済産業省が取引開始前に発表した6月鉱工業生産は、季節調整済みで前月比マイナス2.1%となり、2カ月連続で前月比で低下した。
寄り付き時点で業種別では33業種中、13業種が高く、値上がり上位に鉱業、ゴム製品、保険、非鉄、海運など。一方、値下がりで目立つのはその他製品、その他金融、電力ガス、繊維、医薬品など。
個別では、ソフトバンクG、ファーストリテが軟調。資生堂、花王が値を下げ、エーザイは続落。東電力HD、JALは売られている。伊藤忠、ソニー、TDK、コマツも下落。任天堂は大幅安となっている。
半面、トヨタが小締まり、ブリヂストンはしっかり。三菱電は強含み。JXTGは反発している。三井住友、野村は小高い。JT、ヤフーが堅調で、OLC、塩野義も値を上げている。
225先物は、アムロ・GS・メリル・ソジェン・三菱が買い越し。
モルスタ・ドイツ・SBI・クレディ・シティ・野村が売り越し。
TOPIX先物はJP・大和・シティ・アムロが買い越し。
GS・三菱・SBI・ドイツ・モルスタが売り越し。
テクニカル的には、東亜建(1885)、明星工(1976)、インフォマート(2492)、ノムラシステム(3940)、大阪曹達(4046)、四国化成(4099)、アイカ工(4206)、日精化(4362)、扶桑化学(4368)、アステラス(4503)、塩野義(4507)、鳥居薬(4551)、コニシ(4956)、農薬(4997)、日カーボン(5302)、冶金工(5480)、オイレス(6282)、小森(6349)、エプソン(6724)、アルプス(6724)、ウシオ(6925)、新電工(6967)、東海理化(6995)、重工(7011)、アルヒ(7198)、トヨタ(7203)、KYB(7242)、市光工(7244)、ケーヒン(7251)、ハピネット(7552)、前田工繊(7821)、IFIS(7833)、フランスベッド(7840)、名銀(8522)、海上(8766)、日立物流(9086)、三井倉(9302)、キムラユニ(9368)、キュソ流通(9369)が動兆。
