8月1日の東京株式市場は、続伸後、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万2500円-2万2800円。
8月相場に入り月初高への期待もある中、良好な地合いが続くと予想する。
注目された日銀の金融政策決定会合では、事前の観測報道に沿った内容となり、大きな波乱はなく通過。
短期的な不透明感が払しょくされている上に、ソニーや任天堂、村田製作所など注目度の高い銘柄が決算を発表しており、商いの増加が期待できる。好業績銘柄への物色が中心になるとみられるだろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の後半(7月31日終値111円39-41銭)、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の半ば(同130円50-54銭)とやや円安に振れている。
決算発表が続くなか、為替動向に神経質な動きをみせる場面もありそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、31日の大阪取引所終値比125円高の2万2625円だった。
【好材料銘柄】
■エディオン <2730>
4-6月期(1Q)経常は4.4倍増益で着地。
■トーカロ <3433>
上期経常を25%上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額。
■インフォメーション・ディベロプメント <4709>
4-6月期(1Q)経常は3.5倍増益で着地。
■タカラバイオ <4974>
4-6月期(1Q)経常は5.4倍増益で着地。
■昭和電線ホールディングス <5805>
上期経常を2.4倍上方修正、通期も増額。
■牧野フライス製作所 <6135>
上期経常を67%上方修正・11期ぶり最高益、通期も増額。
■東亜ディーケーケー <6848>
4-6月期(1Q)経常は95%増益で着地。
■スクロール <8005>
4-6月期(1Q)経常は59%増益で着地。
6月売上高は前年同月比29.9%増。
■東武ストア <8274>
東武鉄道 <9001> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。
TOB価格は1株3939円で買い付け期間は8月1日から9月11日まで。
■日本エスコン <8892>
上期経常を32%上方修正。
■元気寿司 <9828>
上期経常を一転73%増益に上方修正・最高益、通期も増額。
■No.1 <3562>
8月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■日本コンピュータ・ダイナミクス <4783>
4-6月期(1Q)経常は94%増益で着地。
■テセック <6337>
4-6月期(1Q)経常は2.3倍増益で着地。
■LCホールディングス <8938>
4-6月期(1Q)経常は3.8倍増益で着地。
■アドウェイズ <2489>
4-6月期(1Q)経常は2.1倍増益で着地。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
1(水)
7月新車販売台数(14:00)
7月軽自動車新車販売台数(14:00)
《決算発表》
帝人、双日、エーザイ、小野薬、大正薬HD、王子HD、東ソー、CTC、ALSOK、京王、JT、TIS、参天薬、大塚商、コニカミノルタ、神戸鋼、日精工、カシオ、NOK、マツダ、ヤマハ、新生銀、京急、阪急阪神、KDDI、洋缶HD、キーエンス
【海外】
米7月ADP全米雇用レポート(21:15)
米6月建設支出(23:00)
米7月ISM製造業景気指数(23:00)
《米決算発表》
ガートナー、ガーミン、メットライフ、プルデンシャル・ファイナンシャル、ウィン・リゾーツ、FMC、トリップアドバイザー、パーキンエルマー
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
