軟調展開か

 
2日の東京株式市場は、米中貿易摩擦を警戒して関連銘柄が売りに押され、NYダウ平均も81ドル安と下落しており、これを嫌気して売りが優勢の展開を予想する。その後も方向感の出づらい展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万2500円-2万2800円。
日銀の金融政策決定会合後、長期金利の上昇余地を試す動きが続いている。
昨日1日は、10年物国債の金利が上昇し価格が下落したことで、「債券売り株式買いにつながったようだ」との声も聞かれた。債券の動きを確認したいとして、模様眺め商状となることも想定される。
 
金融株を見直す流れが強まるようであれば、全体の底上げ役としての立ち回りにも期待できる。当面はメガバンク3行の動向からは目が離せないだろう。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の半ば(1日終値112円11-12銭)、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の前半(同131円03-07銭)と円高に振れている。対ドルでの円高を警戒し、輸出関連銘柄には重しとなりそう。

シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所終値比155円安の2万2625円だった。

 
【好材料銘柄】
 
■アイ・エス・ビー <9702>
今期経常を11%上方修正。
 
■あじかん <2907>
4-6月期(1Q)経常は71%増益で着地。
 
■ニチダイ <6467>
4-6月期(1Q)経常は67%増益で着地。
 
■遠藤製作所 <7841>
上期経常を4.5倍上方修正、通期も増額。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
2(木)
7月マネタリーベース(8:50)
10年国債入札
《決算発表》
キッコーマン、旭化成、三井化学、日立キャピ、三井物、丸紅、三菱商、山崎パン、アサヒ、日触媒、ダイセル、新日鉄住、クボタ、スズキ、東建物、TBSHD、NTTドコモ、ヤマダ電、東急不HD、セガサミーHD、三菱UFJ、カカクコム
 
【海外】
米6月製造業受注(23:00)
《米決算発表》
コグニザント・テクノロジー・ソリューションズ、クロロックス、MSCI、スキャナ、ベクトン・ディッキンソン、ケロッグ、エクセロン、パーカー・ハネフィン、ダウ・デュポン、アクティビジョン・ブリザード、モトローラ・ソリューションズ、テイクツー・インタラクティブ、ウエスタンユニオン、CBSコーポレーション、シマンテック、アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)、フルーア
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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