112円を付けたドルは貿易摩擦再燃に当日安値まで売られる

[概況]
 
欧州市場朝方に7月20日以来となる112円を付けたドルは其の後売られ、NY市場に入り発表された米7月ADP雇用者数の予想を上回る結果に再度112円台に乗せたが、続いて発表された6月建設支出と7月ISM製造業景況指数は共に予想を下回ってドルは上値を抑えられた。
そして上昇で始まったNYダウが下げに転じた事や中国に対する制裁関税が引き上げられるとの見方にドル売りは進み、NY市場序盤にそれまでの安値を下抜いた。
 
そして終盤にダウジョーンズが今日にも制裁関税引き上げ計画を発表と報じた事で貿易摩擦を警戒する売りにドルは当日安値111.400円まで急落した。
 
しかし下値では買いが入って値を戻し、最期は前日比-9.5銭の111.745円と111円後半を回復して引けるなど、貿易摩擦に対する警戒感は強いが、好調な米経済を考えるとドルの下値は買いではないかと見ている。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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