東証マザーズ指数は反発した。終値は前日比1.86ポイント高の1034.56だった。
朝方の買い先行後、午後に値を消したが、マザーズはすぐにプラス圏に浮上した。新規上場銘柄が売買代金上位となり人気を集めた。後場にかけて、全面安となったアジア市場を嫌気されたことで全体相場が軟調となるなか、個人投資家による利益確定売りの動きもみられ、総じて上値の重い展開となった。
7月31日に2018年4~6月期の最終黒字転換を発表したアドウェイズなどへの買いが全体を下支えした。
市場関係者からは、「東証1部の主力株が調整含みになったことで個人投資家の資金が値動きの良い新興企業株に流れたようだ」との見方が出ていた。
売買代金は概算で754.73億円。騰落数は、値上がり107銘柄、値下がり139銘柄、変わらず15銘柄となった。
個別では、アドウェイズがストップ高。G-FACTORY、ALBERT、エクストリームは一時ストップ高と値を飛ばした。
GA technologies、アクリート、アイペット損害保険など4銘柄は年初来高値を更新した。
シルバーライフ、アイ・ピー・エス、グレイステクノロジー、弁護士ドットコム、JIG-SAWは買われた。
一方、ファンデリー、ゼネラル・オイスター、アプリックス、シルバーエッグ・テクノロジー、Mマートなど13銘柄が年初来安値を更新した。
コラボス、ベガコーポレーション、ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス、ブティックス、バンク・オブ・イノベーションは売られた。
2日に東証マザーズ指数に上場したシステムサポの初値は公開価格(1750円)の2.3倍となる4000円だった。終値は3630円で初値比では9%あまり下落した。
