日経ジャスダック平均は6日続落、中小型株への買いが手控え

日経ジャスダック平均株価は6日続落した。終値は前日比26円95銭安い3788円41銭だった。
東証1部上場企業の決算発表が相次ぐなか、個人投資家の関心が主力株に向かい中小型株の買いが手控えられた。週末のため、持ち高を中立方向にする目的の売りも出て、取引終了にかけて下げ幅を拡大した。6日続落は5月30日までの6営業日以来、ほぼ2カ月ぶりとなった。
売り買いを頻繁に繰り返す日計りの個人投資家が多くなっているだけに、最近の中小型株の値動きの鈍さが嫌気され、新興市場全体への資金流入が抑えられた。「これまで発表された新興企業の決算は、製造業を中心とした主力企業に比べて見劣りがする」との指摘があり、中小型株に買いが入りづらくなったもようだ。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で378億円、2017年4月24日以来ほぼ1年3カ月ぶりの低水準となった。売買高は8157万株だった。
値上がり銘柄数は178、値下がり銘柄数は443となった。
 
個別では、テラ、岩塚製菓、東北新社、東京日産コンピュータシステム、バッファローなど25銘柄が年初来安値を更新。システムズ・デザイン、アクサスホールディングス、ジェイホールディングス、プロルート丸光、ASIAN STARが売られた。
 
一方、大塚家具がストップ高。ダイヤ通商は一時ストップ高と値を飛ばした。ミューチュアル、ジェーソン、ラック、インフォコム、クレステックなど6銘柄は年初来高値を更新。やまねメディカル、ヒップ、UEX、システム・ロケーション、三協フロンテアが買われた。
 

 

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