【寄り付き概況】
6日寄付きの日経平均株価は、前営業日比10円87銭高の2万2536円05銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、0.39ポイント高の1742.97で始まった。
前週末の米国株市場は7月の雇用統計発表を受け利上げペースが速まることへの警戒感が後退、買いが優勢となったが、東京市場でもこの流れを引き継いでいる。
ただ、外国為替市場では1ドル=111円台前半と円高傾向に振れており、これが全体相場の重荷となっている。米中貿易摩擦への懸念がくすぶるなか、上値の重い展開が続く公算がある。取引時間中は中国・上海株市場の動向が投資家のセンチメントを左右しそうだ。
寄り付き時点で業種別では33業種中、18業種が高く、値上がり上位に水産、電力ガス、輸送用機器など。一方、値下がりで目立つのは銀行、鉱業、海運など。
個別では、トヨタ、いすゞ、スズキはしっかり。ファナック、キーエンスが買われ、ミネベアミツミは大幅高。武田が値を上げ、ソフトバンクG、KDDI、NTTドコモは高い。
半面、ソニーが売られ、村田製、東エレクはさえない。東海カは軟調。ファーストリテが下押し、任天堂は安い。三菱UFJ、みずほFGが値を下げ、コンコルディア、サッポロHDは大幅安となっている。
225先物はアムロ・大和・バークレイズが買い越し。
クレディ・UBS・ナティクスが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・パリバ・UBSが買い越し。
野村・GS・クレディが売り越し。
テクニカル的には、メディアドゥ(3678)、GMOクラウド(3788)、王子(3861)、触媒(4114)、小野薬(4528)、東洋BENG(4828)、共和電(6853)、スズキ(7269)、HOYA(7741)、リコー(7753)、京急(9006)、ユアテック(1934)、フィックスタ(3687)、コニカ(4902)、マキタ(6586)、極東開発(7226)、オーバル(7727)、ニコン(7731)、北海電(9509)が動兆。
