【寄り付き概況】
7日、寄り付きの日経平均株価は、前日比6円99銭高の2万2514円31銭と小幅に反発してスタート。東証株価指数(TOPIX)は、0.32ポイント高の1733.22で始まった。
前日のNYダウ、ナスダック総合指数ともに上昇、ナスダック指数は5日続伸と上げ足を強めており、これが東京市場にもプラスに働いている。
一方、米中貿易摩擦が激化することへの警戒感と中国景気減速の懸念もくすぶるなか、上海株市場の動向に引き続き神経質な展開となることが予想され、取引時間中はこれに為替の動きなども絡め、日経平均は不安定な動きをみせる可能性もある。
個別には日経平均寄与度の高いソフトバンクが好決算を発表しており、市場の視線が集まりそうだ。
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=111円台の前半(6日終値は1ドル=111円26-27銭)、1ユーロ=128円台の半ば(同128円66-70銭)で取引されている。
寄り付き時点で業種別では33業種中、16業種が高く、値上がり上位に鉱業、保険、情報通信など。一方、値下がりで目立つのは電力ガス、水産、化学など。
個別では、任天堂が値を上げ、ソニー、HOYA、東エレク、キーエンス、スズキが上伸し、SUBARUは締まり、ホンダも小幅高。NTTデータは続伸歩調。ソフトバンクGが大量の買い注文を集め、楽天も買い気配となっている。
半面、トヨタが値を消し、ファナックは軟調。三菱UFJ、三井住友が小甘く、太陽誘電は下押している。ファーストリテ、資生堂が下落し、武田は安い。
225先物は、メリル・UBS・アムロ・ソジェンが買い越し。
日興・SBI・パリバ・みずほが売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・メリル・JPが買い越し。
日興・ドイツ・大和・バークレイズが売り越し。
テクニカル的には、ダイワボウ(3107)、アバント(3836)、CTC(4739)、ノリタケ(5331)、酉島製(6363)、金銭機(6418)、セガサミー(6460)が動兆。
