日経平均株価は前場終値比で上げ幅拡大

【後場寄り付き概況】

 8日後場寄り付き日経平均株価は、前営業日比110円50銭高の2万2773円24銭、
東証株価指数(TOPIX)は、7.10ポイント高の1753.15で始まった。

好業績銘柄に積極的な買いが続いているほか、7月の中国貿易統計が良好な内容だったことから安心感が広がった。日経平均株価は上げ幅を拡大し、東証株価指数(TOPIX)ともに堅調推移している。
 
外国為替市場では、1ドル=111円30銭台での推移。アジアの主要株式市場は総じてしっかりしているが、中国・上海株は軟調。
 
個別では、NTTが上伸し、ソフトバンクGは大幅高。ファーストリテ、三菱UFJが買われ、オリックスはしっかり。キーエンス、SUMCOが値を上げ、ダイキンは高い。横河電、オークマが急伸し、ファナック、三菱商は堅調となっている。
 
半面、任天堂、資生堂が緩み、キリンHD、NTTデータは大幅安。明治HDは急落。昭和電工が下押し、ソニー、トヨタ、スズキは軟調。東海カは安い。
 
日足チャートで見ると狭いレンジでこう着感を強めており、今月1日の高値(2万2775.47円)に迫る場面では売りも出やすいと考えられる。
 
明日9日には日米新貿易協議(FFR)の初会合が予定されており、米トランプ政権が追加関税を検討している自動車・自動車部品などでは警戒感が強まりそうだ。
日経平均をけん引するソフトバンクGも昨年10月高値(10550円)に迫り、目先は上げ一服となる可能性があるだろう。

 

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