小反発スタート、米株軟調など受け売り買い交錯

【寄り付き概況】

 
10日の日経平均株価は、前日比8円52銭高の2万2606円91銭と小反発してスタート。
 
前日のNYダウは決算発表通過に伴う材料不足から続落。週末要因を加味して東京株式市場も売りが出やすい環境。日経平均は前日まで2日連続で安いものの下げは小幅にとどまり、日経平均ベースの騰落レシオも116%台と過熱ゾーンに近い水準にある。
 
取引開始前に内閣府が発表した4-6月期実質GDP(国内総生産)速報値は、年率換算で1.9%増となり市場予想平均の1.4%増を上回った。
全体相場に与える影響はポジティブ。また、FFRの会合結果を受けて自動車株などの動きが注目される。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、14業種が高く、値上がり上位に石油、非鉄、小売など。一方、値下がりで目立つのは保険、金属製品、鉄鋼など。
 
個別では、ソフトバンクGが売りに押され、任天堂も軟調。ファナック、キーエンスが安く、信越化、SUMCOも値下がり。武田、エーザイが下げ、アステラス薬は小幅安となっている。
 
半面、ファーストリテが上伸し、KDDI、トヨタ、ホンダが強含み、ブリヂストンも堅調。アサヒが買われ、セコム、7&iHDは値上がりしている
 
225先物は、アムロ・ソジェン・モルスタ・SBIが買い越し。
野村・クレディ・大和・GS・UBSが売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・ナティクス・UBS・JPが買い越し。
GS・野村・ドイツ・パリバ・ソジェンが売り越し。
 
テクニカル的には、日本粉(2001)、JACR(2124)、プレサンス(3254)、Vキューブ(3681)、大王紙(3880)、関電化(4047)、KHネオケム(4189)、T&Gニーズ(4331)、扶桑化学(4368)、ハリマ化成(4410)、日特塗(4619)、ニチレキ(5011)、ニッカトー(5367)、ユニオンツール(6278)、日トムソン(6380)、EIZO(6737)、三菱ロジ(7105)、ミクニ(7247)、コロワイド(7616)、大研医器(7775)、パイロット(7846)、富士ソフト(9749)、ナック(9788)が動兆。
 
 

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