「ハクビシン」

 
NY株式で主要3指数はマチマチの動き。
NYダウは5日ぶりに反落。
ハイテク株高を受けNASDAQは上昇し5日続伸。
S&P500は横ばい。
終値での高値更新とはならなかったが強気相場は3453日となり過去最長記録を更新した。
米国株式市場は2009年3月9日に強気相場入りしたと解釈されている。
それ以降のS&P500の戻りではアップルの寄与が最も大きく4.1%。
2番目はマイクロソフトで2.4%。
FOMCの議事要旨公表を受けFRBによる年内あと2回の利上げを織り込む確率がやや上昇。
9月利上げ確率は前日から2ポイント上がり96%、12月利上げ確率は5ポイント上がり66%。
10年債利回りは一時7月6日以来の低水準となる2.808%を付けた。
背景はトランプ米大統領の元個人弁護士マイケル・コーエン被告が検察当局の司法取引に応じたこと。
トランプ陣営の元選対本部長ポール・マナフォート被告に有罪評決が出たこと。
しかしその後10年債利回りは2.82%水準まで上昇した。
「トランプ氏に対する政治的圧力が強まれば、同氏が財政刺激の継続に向けこれからも旗を振り続ける可能性は低下する」という見方もある。
ドル円は110円台半ばでの推移。
 
 
3週ぶりに上昇した水曜。
これで今年は11勝20敗となった。
トランプ政権のスキャンダルや上海株の下落は影響薄。
後場一段高日経平均は3ケタの上昇となった。
TOPIXに比べると上昇率は低い(TOPIX0.77%、日経平均0.64%)。
だが下ヒゲ陽線2本で戻りを試す動き。
目先のポイントは8月15日始値22368円と200日移動平均線の22402円」という見方だ。
「TOPIXが1710ポイントを抜ければ強気転換」という声も聞こえる。
値上がり銘柄数1564(前日:563)、値下がり銘柄数475(前日:1455)。
新高値21銘柄(前日4銘柄)、新安値163銘柄(前日307銘柄)。
騰落レシオは83.85%。
NTレシオは13.17と低下したもの高水準。
25日線(22461円)からは0.4%、200日線(22402円)からは0.2%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.107%(前日▲9.542%)。
買い方▲12.085%(前日▲13.191%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲1.43 %(前日△1.41%)。
プラス圏は4日連続でストップした。
買い方▲22.69 %(前日▲23.93%)。
空売り比率は42.3%で18日連続40%超。
Quick調査の8月17日時点の信用評価損率は▲12.69%と3週連続の悪化。
裁定買い残は241億増の1兆5519億円。
3週ぶりに増加した。
裁定売り残は458億円増の7172億円。
5週ぶりの増加。
日経平均採用銘柄のPERは13.02倍。
EPSは1717円。
年初の1519円、昨年初の1180円から相当なペースで増加しているのが現実だ。
シカゴ225先物終値は大証日中比45円高の22365円。
週足陽線基準22199円はクリア。
月足陽線基準22746円はまだ上だ。
7月17日以来の日足陽線3本に期待したいところ。
24日に白くねじれている一目均衡の雲の上限22256円は抜けており視界は悪くない。
気学では「変化日。後場の足取りにつくもよしとす」となっている。
 
「夜、ハクビシンが2匹庭を横切った」と家人。
自分の目で見た訳ではないが、2匹とは・・・。
「2×2=4」と市場関係者。
アノマリー成立になって欲しいところ。
 
 
NYダウは88ドル安の25733ドルと5日ぶりの反落。
NASDAQは29ポイント高の7889ポイントと5日続伸。
S&P500は51ポイント安の2861ポイント。
ダウ輸送株指数は114ポイント安の11322ポイント。
3市場の売買高は58.6億株。
CME円建ては大証比45ポイント高の22365円。
ドル建ては大証比50ポイント高の22370ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比50円高の22370円。
ドル円は110.56円。
10年国債利回りは2.823%。
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
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(兜町カタリスト櫻井)

 

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