23日の日経平均は3日続伸。
中国による報復が警戒されるものの、市場は静観を続けており、方向感が掴みづらいなかで、後場は50円程度の狭いレンジ相場が続いた。
きょうの終値は2万2410円で、25日線(2万2447円)にはあと一歩届かなかったが、200日線(2万2404円)は上回った。
13週線(2万2449円)も25日線にほぼ近く、テクニカルが一気に好転しそうな局面を迎えている。
市場には、「ジャクソンホール会合以降の相場は強い」というジンクスめいた見方があるが、今年もそれが当てはまりそうな雰囲気が漂ってきた。上述の節目をしっかり上回り、来週以降の株高への期待を高めることができるかに注目したい。
中小型株の一角に短期筋の値幅取り狙いの資金が集中する流れが続いている。メルカリ<4385>の大幅下落を背景に需給懸念は根強いところではあるが、バイオ関連への物色がみられるなど、長期的に低迷が続いていたところには自律反発狙いの資金が向かっており、日経平均のこう着を横目に、中小型株の一角に資金が向かいやすいだろう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(23日現在)
22794.19 新値三本足陽転値
22751.26 ボリンジャー:+1σ(26週)
22723.37 ボリンジャー:+1σ(13週)
22654.84 ボリンジャー:+1σ(25日)
22465.38 75日移動平均線
22449.19 13週移動平均線
22447.41 25日移動平均線
22410.82 ★日経平均株価23日終値
22404.98 200日移動平均線
22388.90 均衡表基準線(日足)
22275.75 6日移動平均線
22262.12 均衡表雲上限(日足)
22256.67 均衡表雲下限(日足)
22239.99 ボリンジャー:-1σ(25日)
22206.14 均衡表転換線(週足)
22185.69 26週移動平均線
22175.02 ボリンジャー:-1σ(13週)
22157.18 均衡表転換線(日足)
22112.09 均衡表雲上限(週足)
22032.56 ボリンジャー:-2σ(25日)
21900.84 ボリンジャー:-2σ(13週)
21825.14 ボリンジャー:-3σ(25日)
21698.94 均衡表基準線(週足)
21626.67 ボリンジャー:-3σ(13週)
21620.11 ボリンジャー:-1σ(26週)
25日線が下降する一方、75日線がわずかに上向くなど強弱感が対立する中、ローソク足は十字線で引け、もち合い放れの接近を示唆。
ボリンジャーバンドでは、日々線が一時中心線を上回り、中立圏に復帰した。ただ、中心線は下向きで推移しており、上値は引き続き重そうだ。
【信用規制・解除】
(23日大引け後 発表分)
○日本テレホン <9425> [JQ]
東証と日証金が24日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。
東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
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