来週は堅調展開か。

 
今週は堅調となった。
米中貿易協議やジャクソンホール会合などを前に様子見姿勢は強く、閑散相場が続いた。
円高が一服したことから、徐々に戻りを試す展開となった。その後、FOMC議事要旨の公表を受けて米国の9月の利上げが意識されたことから、ドル円は円安方向に傾斜した。
また、米国ではトランプ大統領の政治スキャンダルがクローズアップされたものの、米国株は堅調を維持した。これらの動きを受けて週後半にかけては買い戻しの動きが加速。
円安などが刺激となって日経平均が25日、75日、200日各移動平均線を上抜く予想外の展開。売り方のポジションがまだ多く残っていたようで、2万2500円を超えてからは上げが加速した。
また、下値模索が続いていたマザーズ指数も切り返し、日経平均は節目の2万2500円を上回って一段高となった。
週間では約331円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。
 
 
 
来週は堅調展開か。
国内は週末に経済指標の発表が多くあるものの、材料は乏しい。
ジャクソンホール会合の内容を週初に消化することになるが、以降も外部要因に振らされる地合いは続く。
ただし、日経平均は今週4週ぶりに反発し、下げ基調が続いていたマザーズ指数にも強い動きが見られた。
既出のネガティブ材料に対する耐性はついており、極端に海外市場が悪化しない限りは戻り基調が続くと予想する。足元の米国株の動きも悪くなく、米国主導でリスク選好ムードが強まる可能性もある。
24日、日経平均が心理的フシ目とされる2万2500円を超え、終値で2万2600円台に乗せて、ほぼ高値引けとなったことが、市場心理を改善させている」との見方が出ていた。
円安のフォローがあれば、日経平均は2万3000円を目指す展開になるだろう。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(24日現在)
 
23054.37  ボリンジャー:+3σ(25日)
23017.54  ボリンジャー:+2σ(13週)
22850.77  ボリンジャー:+2σ(25日)
22794.19  新値三本足陽転値
22762.71  ボリンジャー:+1σ(26週)
22740.71  ボリンジャー:+1σ(13週)
22647.17  ボリンジャー:+1σ(25日)
 
22601.77  ★日経平均株価24日終値
 
22466.78  75日移動平均線
22463.88  13週移動平均線
22443.57  25日移動平均線
22405.89  200日移動平均線
22360.65  均衡表基準線(日足)
22344.04  6日移動平均線
22276.46  均衡表雲上限(日足)
22256.67  均衡表雲下限(日足)
22239.96  ボリンジャー:-1σ(25日)
22236.97  均衡表転換線(日足)
22206.14  均衡表転換線(週足)
22193.03  26週移動平均線
22187.05  ボリンジャー:-1σ(13週)
22112.09  均衡表雲上限(週足)
22036.36  ボリンジャー:-2σ(25日)
21910.23  ボリンジャー:-2σ(13週)
 
高値引けしてローソク足は上ひげのない「陽の丸坊主」で引け、週明け27日以降の株価上昇を示唆した。週足では2週連続で上昇した。本日の日経平均は抵抗線だった25日線やその上方を走る75日線を上回って引けており、強気局面に転じた可能性がある。
一目均衡表では、日々線は雲上にある基準線を上回って引けた。基準線は下降を続けたものの、転換線が上向いたほか、遅行線は下方から株価に追い付き、弱気シグナルは急速に小さくなったとみられる。
 
 
【信用規制・解除】
銘柄 (24日大引け後 発表分)
 
○ホロン <7748> [JQ]
東証と日証金が27日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。
東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。

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