日銀の鈴木委員の発言を受け円買い。

[概況]

 29日、東京外国為替市場の米ドル円は一時111.330円まで上昇するも、その後は上値が重い展開となった。
北米自由貿易協定(NAFT)交渉における米国とカナダの合意期待などから米ドル円は買いが先行したがその後、日本銀行の鈴木人司審議委員が沖縄県経済懇親会の講演で長期にわたる低金利政策の副作用軽減について、「例えば金利の引き上げがある」など金利引き上げに関する発言があったとの内容が伝わり円買いとなった。米ドル円は上値が抑えられる格好となっている。
 
また、クロス円ではユーロ円が129.820円付近、英ポンド円が143.20円付近、豪ドル円が81.280円付近で推移しており、対円での主要通貨は全面的に上値が抑えられている。テクニカル的には米ドル円は下値付近に一目均衡表基準線(110.960円)などが控えており、下値サポートとなりそうか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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