利益確定の売りが優勢か

 
日経平均株価終値は、前日比21円28銭高の2万2869円50銭と8日続伸した。
売り圧力も低下しているとみられ、その後は小幅上昇でのこう着感の強い相場展開が続いた。今日の東証1部の売買代金は2兆6338億円と膨らんだものの、これはTOPIXの浮動株比率変更に伴う取引終了間際のリバランスに伴う売買という特殊要因だった」との見方が出ていた。
また、個人主体の中小型株物色が活発となり、マザーズ指数は1%超の上昇となった。
 
 
明日(31日)の東京株式市場は、日経平均株価がきょうまで8日続伸した後の週末とあって、利益確定の売りが優勢となりそうだ。
 
東証1部の騰落レシオ(25日)は90%台と過熱感はなく、9月末の権利取りを意識して利回り面+値ごろ感のある主力バリュー株に幅広く買いが入る展開が予想される。
 
一方、東証マザーズ指数の先週の安値(932.07P)は、2012年6月安値を起点に2016年2月安値を通る中長期の上昇トレンドライン上に値する。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(30日現在)
 
23350.79  ボリンジャー:+2σ(26週)
23234.39  ボリンジャー:+3σ(25日)
23082.64  ボリンジャー:+2σ(13週)
22987.08  ボリンジャー:+2σ(25日)
 
22869.50  ★日経平均株価30日終値
 
22804.37  ボリンジャー:+1σ(26週)
22800.12  ボリンジャー:+1σ(13週)
22799.64  新値三本足陰転値
22739.77  ボリンジャー:+1σ(25日)
22723.90  6日移動平均線
22542.66  均衡表転換線(日足)
22517.59  13週移動平均線
22492.46  25日移動平均線
22469.06  75日移動平均線
22441.75  均衡表基準線(日足)
22419.53  均衡表雲上限(日足)
22407.84  200日移動平均線
 
 
ほぼ寄り付き天井となって上値の重さを再確認し、ローソク足は長い陰線を引いて取引を終えた。日々線が上向きの5日線を下回る場面がなかったほか、25日線は上昇を続けており、強気の形勢を保った。
ボリンジャーバンドでは、本日まで3日連続で一時+2σ超えの後、終値が+2σを割るパターンとなり、上値での売り圧力の強さを窺わせた。
中心線から+2σまでの各線は上昇を続けて強気トレンドの継続を示している。
 
 
 
東証主体別売買動向・8月第4週、外国人歯840億円と4週連続の売り越し
 
東京証券取引所が30日発表した8月第4週(8月20~24日)の投資部門別売買動向(東京・名古屋2市場、1、2部など)は、海外投資家が840億2834万円と4週連続の売り越しとなった。前週は3449億5998万円の売り越しだった。個人投資家は437億1821万円と4週ぶりの売り越し。事業法人は631億1739万円と8週連続の買い越し。
投資信託は104億7684万円と2週連続の買い越しだった。
 
 
 
【株式分割】
(30日大引け後 発表分)
●アズビル <6845>
9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
 
 
【増資・売り出し】
(30日大引け後 発表分)
○ナック <9788>
ダスキン <4665> を引受先とする558万7500株の第三者割当増資を実施する。
発行価格は977円。
 
 
【信用規制・解除】
 (30日大引け後 発表分)
○エムアップ <3661>
東証と日証金が31日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。
東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
 
○メドレックス <4586> [東証M]
東証と日証金が31日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
 

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