東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比9.94ポイント高の1083.02だった。
個人投資家が小型株を買う動きに支えられて、新興企業市場は全般に堅調な展開となった。「最近上場したメルカリが強さを見せたことが、投資家心理にプラスに働いたのだろう」という。6月末を基準日とした配当や株主優待の権利を得た後に当該株式を処分した個人が、売却代金を貿易摩擦に影響されにくい小型株に投じたとの見方もあった。
値上がり銘柄数は117、値下がり銘柄数は129となった。
個別では、ZUUがストップ高。ASJは一時ストップ高と値を飛ばした。ジェイグループホールディングス、エニグモ、ホットリンク、日本ファルコム、JMCなど8銘柄は年初来高値を更新。ロードスターキャピタル、ログリー、日本リビング保証、ALBERT上が買われた。
一方、プロパティデータバンクがストップ安。フィット、手間いらず、ユナイテッド、グローバル・リンク・マネジメント、ネットイヤーグループなど17銘柄は年初来安値を更新。ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス、ラクスル、トレンダーズが売られた。
27日に東証マザーズ市場に上場したアイピーエスの初値は6670円。終値は6160円だった。同じくマザーズに上場したプロパテDBの初値は4100円で、終値は3400円だった。エーアイは買い注文が膨らんで売買が成立しなかった。公開価格(1000円)の2.3倍にあたる2300円の買い気配で終えた。
