【寄り付き概況】
28日の東京株式市場は売り先行、寄り付きの日経平均株価は、前営業日比76円58銭安の2万2195円19銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、5.16ポイント安の1726.29で始まった。
27日の米国株式は、米中の貿易摩擦の先行き不透明感から、NYダウ、ナスダック総合指数はともに反落。足元で上値の重さが意識されるなか、売りが優勢となっている。依然として米国の通商政策を巡る懸念がくすぶるなか、ハイテク輸出株中心に逆風が意識されている。
ただ、外国為替市場では1ドル=110円台前半の推移と円安に振れていることで、下値では押し目買いを誘い全体相場を支える可能性もある。
27日のシカゴ市場日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所終値比100円安の2万2130円。
財務省が取引開始前に発表した17-23日の対外対内証券売買動向によると、非居住者による株式取引は4835億円の処分超で、5週連続で処分超だった。
寄り付き時点で業種別では33業種中、9業種が高く、値上がり上位にゴム製品、輸送用機器、保険など。一方、値下がりで目立つのはその他金融、精密機器、情報通信、空運など。
個別では、任天堂が安く、キヤノン、東エレク、キーエンスも下落している。ソフトバンクG、NTT、KDDI、JT、三井住友も値を下げ、ガンホーは利益確定売りに反落している。パルコがさえない。
半面、トヨタ、SUBARU、ホンダが高く、ソニーは切り返した。三菱UFJが底堅い。ファーストリテは堅調。出光興産は上伸している。
225先物は、野村・大和・JP・ドイツが買い越し。
アムロ・メリル・ソジェン・パリバ・モルスタが売り越し。
TOPIX先物は三菱・みずほ・バークレイズ・野村が買い越し。
ソジェン・モルスタ・JPが売り越し。
外資系等は、住友大阪セ(5232)、太平洋セ(5233)に注目。
テクニカル的には、サカタのタネ(1377)、三井松島(1518)、大豊建(1822)、北野建(1866)、山パン(2212)、ツクイ(2398)、伊藤園(2593)、キーコーヒー(2594)、大王紙(3880)、クレハ(4023)、堺化学(4078)、日本化(4092)、T&G(4331)、ソースネク(4344)、長谷川香(4958)、昭和シェル(5002)、JXTG(5020)、平和(6412)、日信号(6741)、アルパイン(6816)、ケミコン(6997)、プレス工(7246)、SRS(8163)、松井証券(8628)、丸和運輸(9090)、ドコモ(9437)、ゼンリン(9474)が動兆。
