東証マザーズ指数は3営業日ぶりに反落。終値は前日比15.54ポイント安い1067.48と年初来安値を更新し、2017年9月26日以来およそ9カ月ぶりの安値だった。
東証マザーズ市場のエーアイやZUUといった直近上場銘柄の一部に個人投資家の資金が向かい、既存上場銘柄への買いが手控えられた。また、時価総額の大きいメルカリやミクシィ、サイバダインが下落した。
個人投資家とみられる小口の売りを吸収できずに値下がりする銘柄が多かった。「米国発の貿易戦争に対する懸念が強く、買いが細った」という。
値上がり銘柄数は57、値下がり銘柄数は193となった。
個別では、フィット、ミクシィ、トランスジェニック、メディネット、手間いらずなど45銘柄が年初来安値を更新。エディア、すららネット、ライトアップ、プロパティデータバンクが売られた。
一方、アイ・ピー・エスがストップ高。アンジェスは一時ストップ高と値を飛ばした。ホットリンク、シェアリングテクノロジー、ZUU、JMC、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンなど6銘柄は年初来高値を更新。サインポスト、アジャイルメディア・ネットワーク、ALBERT、ソレイジア・ファーマ、トレンダーズが買われた。
27日にマザーズに上場したエーアイは上場2日目となるこの日、公募・売り出し価格(公開価格、1000円)の3.5倍となる3500円の初値を付けた。終値は初値を17%上回る4100円だった。一時3200円まで下げたものの、取引終了にかけて改めて買われた。
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