日経平均株価は、6月最後の取引となる本日は3日ぶりに小反発。
引き続き2万2000円を割り込まず、前日終値を挟んでのこう着ながらも、底堅さが意識される相場展開だった。
今週は軟調となった。貿易摩擦への警戒がくすぶる中、米国株の不安定な動きが続いたことから、上値の重い展開。アジア株や欧州株も下値模索が続き、トランプ大統領以外の要人発言も売り材料となるなど、週を通してリスク警戒ムードが支配的となった。
OPEC総会後の原油価格上昇を受けて原油高メリット銘柄には買いが入ったが、ほかは売られるものが多く、小売などは決算を材料に大幅安となるものも散見された。
週間では約212円の下落となり、週足では2週連続で陰線を形成した。
依然として米国発の貿易摩擦懸念が続くなか、下値を試しては戻すという下値往来相場を続けている。EU首脳が移民問題で合意したことや中国株の反発などの材料にも支えられ、本日も日経平均は75日移動平均線(2万2181円)や200日移動平均線(2万2092円)を割れずに徐々に下値を固める動きに入っている。この流れだと来週はいったん反発に転じルことを期待する。
個人主体の押し目買い意欲は強まっており、中小型株の堅調さが目立っている。米中貿易摩擦への過度な警戒が和らぐ局面がみられてくるようだと、センチメント回復から中小型株には見直しの動きが強まりやすいだろう。
来週末には米雇用統計が控えており、その前の7月4日は独立記念日で米市場が休場。米国からの材料が少なくなると想定されることから、日本株は主体性のない動きが続く可能性がある。
■上値・下値テクニカル・ポイント(29日現在)
23013.82 ボリンジャー:+2σ(25日)
22878.35 新値三本足陽転値
22779.07 ボリンジャー:+1σ(13週)
22764.51 ボリンジャー:+1σ(25日)
22547.84 均衡表雲上限(日足)
22515.21 25日移動平均線
22491.02 均衡表転換線(週足)
22471.61 均衡表基準線(日足)
22410.21 均衡表転換線(日足)
22394.44 13週移動平均線
22340.61 6日移動平均線
22330.99 26週移動平均線
22304.51 ★日経平均株価29日終値
22265.91 ボリンジャー:-1σ(25日)
22238.42 均衡表基準線(週足)
22181.51 75日移動平均線
22168.20 均衡表雲上限(週足)
22092.29 200日移動平均線
22016.60 ボリンジャー:-2σ(25日)
22009.81 ボリンジャー:-1σ(13週)
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