[概況]
東京時間に日経平均の下げ幅拡大と共にドルは当日安値110.275円まで値下がりする一方、午前10時30分に発表された豪5月小売売上高の予想を上回る結果に豪ドルは当日高値81.975円まで上昇した。
またユーロは欧州株式市場が下落して始まると序盤に当日安値128.500円まで下げたが、いずれも揉み合いの範囲で、米国が独立記念日で祭日とあって商いは少なく、其の後は方向性の無い小動きとなった。
ドルは最後前日比-9銭の110.510円と110円半ばで引け、ユーロはNY時間に当日高値128.980円まで反発したあと、-11.5銭の128.805円で引けた。またポンド(+34銭)やNZドル(+4銭)は小幅上昇し、豪ドル(-10銭)やカナダドル(-6銭)、トルコリラ(-2銭)、南アランド(-1銭)は小幅安で引けるなど主要通貨はマチマチな動きとなった。
米国が祭日とあって為替市場は方向性の無い動きだったが、休み明け5日以降も米国の利上げ姿勢によるドル買いと貿易摩擦を警戒するリスク回避の円買いとの綱引きが続くと予想される。
[提供:カネツFX証券株式会社]
