30円安 小幅続落、米株安と円安一服を受け

【寄り付き概況】

20日の日経平均株価は、前日比30円12銭安の2万2734円56銭と続落してスタートした。
現地19日の米国株式は、金融大手のさえない決算でNYダウが6日ぶりに反落、ナスダックは続落。軟調な米国株の動きや週末要因から、ポジション調整の売りが先行したようだ。
 
足もと外国為替市場で1ドル=112円台前半の推移とドル安・円高に振れており、これが全般相場にマイナスに作用している。
トランプ米大統領が19日にFRBの利上げに批判的な発言をしたことが、米長期金利の低下とそれに付随するドル売りの動きを誘発した。
日経平均は7月6日から18日にかけて1200円以上の上昇を見せたが、2万3000円大台近辺では戻り売りニーズも強さが意識された。
目先上値が重くなったことで、利益確定の動きも出やすくなっている。中国・上海株市場などアジア株の動向にも神経質となりそうだ。
 
取引開始前に総務省が発表した6月消費者物価指数(生鮮食品を除く)は、前年同月比0.8%の上昇で、市場予想平均と一致した。
 
個別では、ソニーが安く、アドバンテスは売り気配から始まり、東エレク、日本電産も軟調。三菱UFJ、三井住友、第一生命、ソフトバンクGが下押している。新日鉄住、JFEが値を下げ、住友鉱は弱含み。
半面、トヨタ、スズキ、SUBARU、キーエンス、村田製が値を上げ、任天堂は堅調で、JT、ファーストリテ、資生堂が買い優勢。東海カが大幅高となっている
 
225先物は、アムロ・ソジェン・GS・クレディ・モルスタが買い越し。
野村・大和・ドイツ・UBS・パリバが売り越し。
TOPIX先物は、みすほ・モルスタ・GS・ソジェンが買い越し。
野村・ドイツ・三菱・バークレイスが売り越し。
 
テクニカル的には、バイタル(3151)、ティーライフ(3172)、日亜鋼(5658)、リクルート(6098)、ペガサス(6292)、アルヒ(7198)、スター精(7718)、イノテック(9880)が動兆。

 

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