217円安続落スタート、円高や米中貿易摩擦懸念

【寄り付き概況】

23日の東京株式市場は売り先行、寄り付きの日経平均株価は、前営業日比217円55銭安の2万2480円33銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、8.88ポイント安の1736.10で始まった。
 
前週末の米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数ともに小幅安で方向感のない展開だったが、足もとは為替の円高が進みリスク回避ムードが優勢となっている。トランプ米大統領が米CNBCのインタビューで5000億ドル強の中国からの輸入品すべてに関税を課す準備をしていると表明したことが波紋を呼び、米中貿易摩擦の問題が再び懸念要因として膨らんでいる。
今週から本格化する企業の決算発表を見極めたいとの思惑も漂う。テクニカル的にも日経平均は前週2万3000円大台を目前に上値が押さえられたことで買い手控え感が強い。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、5業種が高く、値上がりは銀行、保険、紙パルプ、その他金融、食料品。一方、値下がりで目立つのは建設、精密機器、卸売、機械、化学など。

225先物は、アムロ・モルスタ・ソジェン・GS・バークレイズが買い越し。
SBI・シティ・日興・?クレディ・松井が売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・バークレイズ・シティ・メリルが買い越し。
クレディ・SBI・三菱・JP・ドイツが売り越し。

個別では、東エレク、SUCMO、信越化の半導体関連株や、トヨタ、ホンダが売られている。ソニー、ファナック、パナソニックが値を下げ、キーエンス、出光興産、JXTGが安く、新日鉄住、ソフトバンクG、ファーストリテ、資生堂も下落している。
半面、三菱UFJ、みずほFGが値を上げ、第一生命は反発。JT、小野薬はしっかり。日産自、ブリヂストンが買われている。

 
外資系等は、東セン(8439)、高砂熱(1969)、オリ(8591)、
不二越(6474)、マツキヨ(3088)、パーク24(4666)、
オカモト(5122)、コスモス薬(3349)注目。
 
テクニカル的には、浅沼組(1852)、日ペ(4612)、日東工(6651)、シマノ(7309)、デサント(8114)、アニコム(8715)、三井不(8801)、京阪(9045)が動兆。

 

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