【後場寄り付き概況】
23日後場の日経平均株価は、前営業日比288円01銭安の2万2409円87銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、2.28ポイント安の1742.70で始まった。
日経平均株価は安値圏での値動きが継続している。
外国為替市場では、1ドル=110円90銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は、総じて軟調。
為替の円高・ドル安進行など外部環境の悪化を受けて、主力株を中心に売りが広がっている。
個別では、ソフトバンクG、任天堂が値を下げ、ファーストリテは大幅安。資生堂が下押し、第一三共、マルハニチロ、三井不、トヨタ、ソニー、東エレクが売られ、TDK、ファナック、SUMCO、東海カは安い。
半面、第一生命、コンコルディア、りそなHDが急伸し、三菱UFJは大幅高。JTが値を上げ、NTT、トレンドは堅調。大平金、川崎船、村田製はが買われている。
日経平均はシカゴ先物を上回る下落となり、あっさり2万2500円を下回って始まった。
その後もじりじりと下げ幅を広げているため、25日線辺りが心理的に意識されやすいだろう。
一部報道から長期金利が上昇しており、金融セクターへの資金シフトに表れている。リスク回避からのリバランスにも映るが、1ドル110円台の円高に振れて推移するなか、全面安とならなかった点は安心材料といったところである。
