あるヘッジファンドが唱えるリスク。 (1)FRBの行動:2019年末までに3%以上の利上げを行う可能性 (2)貿易戦争の激化:コントロール不能な戦闘が市場に恐怖と注意を与える (3)経済成長率の低下 (4)インフレ率の上昇 しかしこのヘッジファンドの6月末までの半期の年初来リターンはプラス0.8%。 S&Pが2.3%だから完全にアンダーパフォーム。 だったらヤケになったリスクシナリオとも言えるのだろうか。 因みにヘッジファンド業界全体では資金流出のトレンド。 17年1~3月以来の流出になったという。 「運用成績に不満を持つ投資家の解約が続くとファンドは積極的売買がしにくくなる」。 これは間違ってはいないだろう。 老舗のオメガ・アドバイザーズは年末までに運用をやめるという。 米3市場の売買高は最近60億株程度と低迷しているが、その一因はこの資金流出にあるのだろう。 (櫻井)。
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