マザーズ指数は3日ぶり反落、アクリートは取引不成立

 
東証マザーズ指数は3営業日ぶりに下落した。
前引けは前日比4.64ポイント安の1059.09だった。直近に新規株式公開(IPO)した銘柄への売買が目立ち、既上場銘柄への資金流入が細ったことが指数の重荷となった。
ハイテク関連銘柄の多いマザーズ市場にも買いが波及し、上値は軽くなっている。ただ、目先主力企業の決算発表が本格化するなかでは、個人マネーも主力銘柄にシフトしやすい需給状況となりやすく、個人投資家の資金の逃げ足の速さには十分に注意しておきたい。
値上がり銘柄数は113、値下がり銘柄数は137となった。
 
個別では、AppBankがストップ安。GA technologies、ナレッジスイート、バンク・オブ・イノベーションは年初来安値を更新。グローバルウェイ、データセクション、弁護士ドットコム、Abalance、エンバイオ・ホールディングスが売られた。
 
一方、メディアシークがストップ高。夢展望は一時ストップ高と値を飛ばした。ジェネレーションパス、JMC、ジャパンエレベーターサービスホールディングスは年初来高値を更新。ハイアス・アンド・カンパニー、バリューゴルフ、アイ・ピー・エス、ケアネット、メドピアが買われた。
 
 
26日に東証マザーズ市場に上場したエクスMは、公募・売り出し価格(公開価格)を49.7%上回る5000円で初値を付けた。同日上場したアクリートは買い注文が集まり、午前は取引が成立しなかった。午前の取引終了時点での気配値は1316円で、公開価格(770円)と比べ7割高い水準だった。

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次